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・シアバターとは?
シアバターとは、シアの木の実の種から採れる天然の植物油脂です。西アフリカのブルキナファソでは1000年以上も昔から厳しい乾燥からお肌を守るために天然の保湿クリームとして使われてきました。非常に保湿力が高く、肌への有効成分がたっぷりと含まれています。このシアバターはブルキナファソにある小さな村の女性たちの手で時間をかけて丁寧につくられており、売上は村の女性たちに還元されます。

・ブルキナファソってどんな国?
ブルキナファソは西アフリカに位置する共和制国家。1960年にフランスから独立しました。他のアフリカ諸国のように鉱物等の資源にも恵まれないうえに基幹産業である農業の生産性も低いため、一人当たりGDPは550ドル、国連の出している人間開発指数でいうと全世界188カ国中181番目、簡単に言うと世界で8番目に貧しい国です。識字率は世界でも下から4番目28.7%です。つまり、文字を読んだり書いたりできるのは、3人に1人もいない計算になります。数字で見ると負の一面ばかり見えてしまいがちですが、貧しいながらも人びとは楽天的で穏やか。皆が協力しあいながら生活を営んでいます。マンゴー・シアバター・コットンなどが特産品として知られています。

・シアバターをつくっているブルキナファソの団体について
このシアバターはブルキナファソにあるビソンゴというNGOで作られています。村の子どもたちの教育向上や衛生環境改善のために村の人々によって2000年に立ち上げられました。主に女性の収入向上支援・病気予防のための啓発活動・保育園の運営などを行っています。
女性の収入向上
子どもの健やかな成長のためには母親の収入向上が大切との考えから、女性グループにブルキナファソの特産品であるシアバター製品をつくってもらい販売するという活動を行っています。シアバターの売り上げは女性たちに還元されます。
病気予防のための啓発活動
エイズ・マラリア・栄養失調・結核など、ブルキナファソでは日本であれば簡単に予防できるはずの病気によって、多くの幼い命が失われています。ビソンゴではこれらの病気を予防するため村を巡回して、病気を予防するために啓発活動を行っています。
保育園の運営
ブルキナファソの女性はとてもよく働きます。母親が働いている間、のびのびと安全に子どもたちが遊びながら学べるように、低価格の保育園を運営しています。